自分で運ぶと安くなるのか|小田原市の持ち込みと収集を比べる

引越しや大掃除で大きな家具が出てきたとき、どこへ持っていけばよいのか分からず、検索の手を止めてしまう方は少なくないはずです。

小田原市には、粗大ごみを自分で持ち込める施設と、自宅まで取りに来てもらう戸別収集の両方があります。料金も手間も違うため、どちらが自分に合うのか迷いますね。

業者に依頼する場合に確認しておきたい許可の見分け方や、賃貸の退去に間に合わせる段取りについても触れています。

この記事のポイント

□ 小田原市の粗大ごみは、環境事業センターへの持ち込みなら1キログラムあたり25円とされています

□ 戸別収集は大型ごみ証紙1枚1,000円で、原則1個につき1枚が必要とされています

□ 戸別収集は一度に7〜8点までが目安で、量が多い場合は持ち込みが現実的です

□ 家庭ごみを有償で運ぶには、小田原市の一般廃棄物収集運搬業の許可が要ります

□ 賃貸の退去では、鍵の返却日から逆算して収集か持ち込みかを決めます

小田原市で粗大ごみを出す前にまず確認すること

業者へ連絡する前に、まず小田原市の粗大ごみで足りないかを確かめましょう。

家具や家電をまとめて片付けるときほど、最初に品目と数を書き出しておくことが大切です。量が分からないまま問い合わせると、当日になって金額や対応が変わることがあります。

ただし、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの家電4品目は、小田原市の粗大ごみには出せません。家電リサイクル法の対象品で、製造メーカーによる引き取りなど、別の手続きが必要です。

パソコンや小型家電も、粗大ごみとは別の回収経路になります。小田原市は宅配便回収やボックス回収など、品目ごとに窓口が分かれています。

退去日が決まっている場合は、先に日数を数えてください。自治体の収集が間に合うかどうかが、業者を選ぶかどうかの分かれ目になります。

急ぐかどうかで、このあと説明する持ち込みと戸別収集のどちらに向かうかが変わってきます。

小田原市の粗大ごみは持ち込みと収集のどちらが向く?

小田原市の公表資料によると、戸別収集はリサイクルセンターへの電話申込制で、一度に申し込めるのは7〜8点までとされています。持ち込みは環境事業センターで事前の申込が不要で、点数の上限は設けられていないとされています。

引越しや大掃除でまとめて不用品が出る場合、戸別収集の7〜8点という目安を超えやすく、持ち込みのほうが現実的な選択肢になりやすいといえます。一方で、車を持たない方や、重いものの積み下ろしが難しい方にとっては、持ち込みよりも戸別収集のほうが向いていることもあります。

ただし戸別収集では、施設職員による車からの荷降ろしは原則行われません。自分で荷降ろしをする必要がある点には注意してください。

量が多いかどうか、そして自分で運べるかどうか、この2つの軸で、どちらに向くかが決まります。

自分で運べる量か、業者に頼むべき量かの線引き

数点で、自分の車に積める大きさであれば、持ち込みか戸別収集で足ります。大型家具が複数点あり、階段作業をともなう場合は、無理に運ぶと壁や床を傷つけてしまうことがあります。

賃貸にお住まいの場合、搬出時についた傷は、退去時の修繕費につながることもあるため注意が必要です。

まだ使えるものについては、買い取りが付く場合もあります。ただし買い取りには、古物商の許可が別に必要になる点を押さえておきましょう。

小田原市の戸別収集の申込方法と手数料は?

小田原市の公表資料によると、戸別収集はリサイクルセンターへの電話申込が基本で、受付時間は平日の午前9時から正午、午後1時から4時までとされています。インターネットでの仮受付も利用でき、仮受付が受理されると、リサイクルセンターから受付時間内に連絡が来る仕組みです。

手数料は大型ごみ証紙1枚1,000円で、原則として1個につき1枚が必要とされています。品目ごとに異なる料金表は設けられておらず、証紙の枚数で手数料が決まる方式とされています。

点数を数えるときは、ソファと座椅子のように別々の家具を1点ずつ数えます。数が読みにくいときは、先に全部書き出してから申込先へ伝えると、話が早く進みます。

すでに触れたとおり、施設職員は車からの荷降ろしを原則行いません。申し込みをする前に、自分で運び出せる場所まで出せるかどうかも確認しておきましょう。

荷降ろしが難しい場合や、一度に7〜8点を超える量がある場合は、次に説明する持ち込みが選択肢になります。

小田原市の環境事業センターへの持ち込み方法は?

小田原市の公表資料によると、持ち込み先は環境事業センターで、事前の申し込みは不要とされています。受付日時は、平日の午前8時20分から11時30分、午後1時から4時までとされ、祝日と第2土曜日は、午前8時から11時までの受付とされています。

第2土曜日以外の土曜日と日曜日、年末年始は休みです。

持込手数料は1キログラムあたり25円とされ、現金で支払います。戸別収集で必要な大型ごみ証紙は、持ち込みの場合は不要です。

小田原市の公表資料によると、市外からのごみは持ち込めないとされています。廃棄物処理法第6条の2には、市町村内のごみはそれぞれの市町村で処分する定めがあり、小田原市外のごみは、それぞれの市町村で処分する必要があります。

持ち込みの単価が分かったところで、次は戸別収集との費用差を具体的に比べていきましょう。

持ち込み時に用意しておくもの

持ち込みは事前の申込が不要な分、当日の支払いと搬入をスムーズに進める準備が役立ちます。現金は手数料の計算がしやすいよう、小銭を含めて用意しておくと安心です。

車に積み込む際は、重いものを先に下ろせる配置にしておくと、受付での計量がスムーズに進みます。受付時間の終わり際は混み合うこともあるため、余裕を持った時間に向かうとよいでしょう。

持ち込みと収集、小田原市で安くなるのはどちら?

小田原市の公表資料によると、持ち込みの料金は重量20キログラムで500円、40キログラムで1,000円が目安とされています。

戸別収集は1個につき証紙1,000円が必要です。この2つを並べると、品目の重さによって金額の出方が異なることが見えてきます。

比較項目 戸別収集 持ち込み
申込 リサイクルセンターへ電話またはインターネット仮受付 環境事業センターへ事前申込不要
料金 大型ごみ証紙1枚1,000円(原則1個につき1枚) 1キログラムあたり25円(現金払い)
料金の目安 1個1,000円 20kgで500円、40kgで1,000円
点数・量の制限 一度に7〜8点まで 制限なし
荷降ろし 自分で行う 自分で搬入する

品目の重さによって、どちらが安く済むかは異なります。軽いものを複数点出す場合と、重く大きいものを1点だけ出す場合とでは、金額の出方が変わってくるため、品目ごとに見比べるとよいでしょう。

小田原市には手数料の減免制度がないとされています。どちらを選んでも、一定の費用がかかる点は変わりません。

業者に依頼する場合の費用の考え方

業者に払う金額は、量・間取り・搬出経路・作業人数によって幅が出るため、ここでは具体的な金額をお伝えしません。階段作業があるかどうか、近くに駐車できる場所があるかどうか、エレベーターが使えるかどうかによっても、金額は変わってきます。

現地を見てもらったうえで、書面で見積もりを受け取ることで、当日になって金額が変わる事態を防ぎやすくなります。

小田原市で業者に依頼するときの確認点は?

家庭から出る不用品を有償で運ぶには、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要になります。

小田原市の公表資料によると、一般廃棄物収集運搬業許可業者の一覧が公式サイトで公開されています。

産業廃棄物の許可や古物商の許可だけでは、家庭ごみを運ぶことはできません。「産廃許可あり」という表示だけを見て安心しないよう注意してください。

一般に、無料をうたう車やチラシ、大音量で回りながら集める業者には注意が必要とされています。会社の所在地や固定電話が分からない業者も同様です。

小田原市の許可業者一覧を確認する方法

小田原市の公表資料によると、一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧と処分業許可業者一覧が、公式サイトの「ごみ・資源」のページでPDF形式で公開されています。

依頼を検討している業者がこの一覧に載っているかを確認すると、許可の有無を自分で判断できます。一覧に載っていない場合は、無許可で営業している可能性があるため、依頼を見送る判断材料になります。

許可の有無を一覧で確かめたうえで業者を絞り込みたい場合は、不用品回収業者選びのザ・ガードで小田原市に対応する業者の許可の有無や作業範囲を比較できます。

見積もりで確認する内容は?

見積もりは、現地を見てもらったうえで受け取ることで、当日の金額の変動を防ぎやすくなります。見積もりに運搬・階段作業・処分費が含まれているかどうかを、事前に確認しておきましょう。

量が増えた場合、駐車場所が遠い場合、エレベーターが使えない場合には、追加料金が発生することがあります。買い取りが付く場合は、その業者が古物商の許可を持っているかもあわせて確認してください。

起こりやすい処分トラブルの型

無料回収をうたう車に不用品を積み込ませると、作業後に高額な料金を請求されることがあります。

無許可の業者に不用品を渡すと、回収されたものが適正に処理されないおそれがあります。不法投棄が発覚すると、出した側が問い合わせを受けることもあります。

電話で伝えた量より当日の量が多いと、見積もりより金額が大きく上がることがあります。

家電4品目は引き取ってもらえると思っていても、業者の種類によっては当日に断られることもあるため注意が必要です。

退去日の直前になって業者を探し始めると、予約が埋まっていて間に合わないこともあります。こうした型を避けるために、次のチェックリストで事前に確認しておきましょう。

業者を呼ぶ前に確認する6項目

業者へ連絡する前に、次の6項目を確認しておくと安心です。

□ 品目と数を書き出した

□ 小田原市の許可業者一覧で、依頼先が載っているか確認した

□ 見積もりを現地で見てもらい、書面でもらう約束をした

□ 追加料金が発生する条件(量・駐車場所・エレベーター)を聞いた

□ 作業日時の指定ができるか確認した

□ 買い取りがある場合、古物商の許可を確認した

この6項目を一つずつ満たしているか、不用品回収業者選びのザ・ガード掲載の情報と照らし合わせながら見積もりを比べると、依頼先を絞り込みやすくなります。

退去までに間に合わせる段取りは?

賃貸で退去がある場合は、退去日から逆算して予定を組みます。自治体の収集が間に合うかどうかを先に確かめ、間に合わなければ業者を選ぶ理由になります。

鍵の返却日を過ぎると、部屋に入れなくなってしまう点には注意してください。

賃貸に住み続ける場合は、共用部分に物を置いて待つことができません。収集日の朝に出す形になります。

持ち家の戸建てであれば、敷地内に置いておけるため、日程に多少の自由が利きます。分譲マンションでは、大型のものを運び出す際に、養生や搬出経路について管理組合や管理会社への事前連絡が要ることがあります。

小田原市の粗大ごみ持ち込みと収集のまとめ

急ぎでなければ、小田原市の粗大ごみは持ち込みか戸別収集のいずれかで足りることがほとんどです。量が多い引越しや大掃除では、点数の目安がある戸別収集よりも、持ち込みのほうが現実的な場面があります。

業者に依頼する場合は、小田原市の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているかどうかの確認が欠かせません。

賃貸で退去がある方は、鍵の返却日から逆算して、自治体の収集で間に合うかを先に確かめてください。

無料をうたう業者や、許可の確認が取れない業者には注意が必要です。見積もりは現地を見てもらい、書面で受け取る約束をしておくと安心です。

迷ったときは、品目と数を書き出すところから、もう一度落ち着いて確認してみましょう。

よくある質問

小田原市の環境事業センターへの持ち込みに、予約は必要ですか。

事前の申し込みは不要とされています。受付日時のうちに持ち込み、1キログラムあたり25円を現金で支払います。

戸別収集を申し込むとき、何を伝えればよいですか。

品目と数、おおよその大きさを伝えると、必要な証紙の枚数を決めやすくなります。申し込みの前に書き出しておきましょう。

テレビや冷蔵庫も、持ち込みや戸別収集で出せますか。

家電4品目は小田原市の粗大ごみでは扱えません。家電リサイクル法に基づき、販売店やメーカーの指定引取場所への持ち込みなど、別の手続きが必要です。

量が多すぎて自分では運べません。どうすればよいですか。

一人で運べない量がある場合は、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者への依頼が選択肢になります。小田原市の許可業者一覧で、依頼先が載っているかを確認してから相談しましょう。

無許可の業者かどうかは、どう見分ければよいですか。

無料をうたう車やチラシ、大音量で回りながら集める業者には注意が必要とされています。所在地や固定電話が分からない業者も同様です。小田原市の許可業者一覧に名前があるかどうかも確認してください。