空き地の無料回収に出してよいか|相模原市緑区の許可業者の見分け方
空き地に残された家具や家電を前に、どこへ処分を頼めばよいのか迷う方は少なくありません。「無料回収します」というチラシが貼られていたり、拡声器を鳴らしながらトラックが巡回していたりすると、つい声をかけたくなりますね。ただ、その業者に相模原市緑区の一般廃棄物の許可があるかどうかで、後々のトラブルの有無が大きく変わります。
自治体の粗大ごみとの費用の違いや、賃貸・持ち家で変わる段取りも合わせて整理します。
この記事のポイントは?
この記事のポイント
□ 家庭の不用品を有償で運ぶには一般廃棄物の許可が要ります。産廃や古物商の許可だけでは足りません
□ 相模原市緑区では、無料をうたうトラック型・チラシ型の回収を市が認めていません
□ 無許可業者に頼むと、不法投棄の責任を依頼者側が問われることがあります
□ 自治体の粗大ごみの手数料は品目ごとに400円から3,600円と決まっています
□ 量が少なければ自治体の粗大ごみで足り、量や期限によって業者を選ぶ場面が変わります
空き地の不用品はまず何から確認する?
空き地に残された家具や家電を見て、まず気になるのは処分の方法です。ここで最初に確認すべきは、相手の業者が一般廃棄物を運べる許可を持っているかどうかです。
相模原市の公表資料によると、相模原市は家庭から出る廃棄物を回収する業者について、「一般廃棄物収集運搬業」の許可がなければ回収できないと明示しています。産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可を持っていても、家庭から出る不用品は回収できません。
空き地に貼られた「無料回収」のチラシや、軽トラックで巡回しながら声をかけてくる業者は、この許可を持たないまま営業しているおそれがあります。まずは依頼する前に、相模原市緑区で一般廃棄物の許可を得ている業者かどうかを確かめることから始めましょう。
量が少ない場合は、自治体の粗大ごみに出せないかも合わせて考えてみてください。急がないのであれば、そちらのほうが手数料も明確で安心です。
相模原市緑区で許可業者かを見分ける方法は?
許可を確かめると言われても、何を見ればよいか分かりにくいですね。相模原市緑区で一般廃棄物収集運搬許可業者かどうかを見分ける手がかりは、いくつかあります。
相模原市環境事業協同組合の業者一覧には、緑区内に所在する一般廃棄物収集運搬許可業者が掲載されています。
許可を受けている業者であれば、許可番号や許可証の提示を求めても、きちんと応じてもらえます。社名・所在地・固定電話の番号をその場で名乗れるかどうかも、確かめる手がかりになります。
逆に、無許可の業者は会社の所在地や固定電話が分からないことが一般に知られています。問い合わせに対してあいまいな答えしか返ってこない場合は、依頼を見送る判断につなげましょう。
産業廃棄物の許可や古物商の許可では足りない理由
名刺やチラシに「許可あり」と書かれていても、それだけでは安心できません。どの許可を持っているかによって、扱える廃棄物の範囲が異なるためです。
産業廃棄物処理業の許可は、事業所から出るごみを扱うための許可です。家庭から出る不用品とは対象そのものが違います。
古物商の許可は、中古品の売買を扱うための許可であり、廃棄物の運搬そのものを認めるものではありません。買い取りができても、運搬の許可とは別の話になります。
「許可あり」という言葉だけで判断せず、どの種類の許可なのかを確認する姿勢が大切です。相模原市緑区で一般廃棄物の許可を持っているかを、具体的に尋ねてみましょう。
無料回収の車やチラシに頼んでよい?
空き地によく貼られる「無料回収」のチラシや、巡回するトラックを見て、つい頼みたくなる気持ちは理解できます。ただ、ここは慎重になってほしい場面です。
相模原市の公表資料によると、相模原市は家庭から排出される不用品を「トラック型回収」「拠点型回収」「チラシ型回収」「ウェブ宣伝型回収」で回収する行為を認めておらず、利用しないよう呼びかけています。空き地での無料回収は、この類型に当てはまりやすい行為です。
市が把握しているトラブルとして、無料だと思って依頼したところ、積み込んだ後になって高額な料金を請求された、という相談が寄せられています。「無料」という言葉を鵜呑みにせず、一度立ち止まって許可の有無を確かめてください。
声をかけられたその場で判断せず、社名と許可番号を控えてから、改めて検討する時間を取ることをおすすめします。
無許可業者に頼むとどんな責任を問われる?
無料をうたう業者に一度は心が動くこともあるでしょう。ただ、依頼した後に問われる責任まで考えておく必要があります。
相模原市の公表資料によると、一般廃棄物収集運搬業及び処分業の無許可営業は廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条に違反し、5年以下の拘禁刑、もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。法人に対しては3億円以下の罰金が科せられることもあります。
罰則を受けるのは業者だけとは限りません。国内外の環境汚染や不法投棄につながった場合、排出者としての責任を依頼した側が問われる可能性があります。
空き地の所有者や管理者として不用品を出す以上、この責任は人ごとではありません。安易に無料回収へ依頼しない理由が、ここにあります。
自分で処分するか業者に頼むかの判断基準は?

許可業者と無許可業者の違いが分かったところで、そもそも誰に頼むべきかという判断に戻りましょう。
数点で自分で運べる量であれば、相模原市の粗大ごみ受付事務所への申込で対応できます。インターネット・電話・はがきの3つの方法から選べ、電話での申込先は粗大ごみ受付事務所(042-774-9933、月曜日から金曜日の午前8時から午後6時)です。
大型家具や階段作業をともなう量、急ぎで空き地を片付けたい場合は、許可業者への依頼が選択肢になります。量と期限を先に書き出し、どちらが向くかを整理してから決めてください。
自分で運べるものと業者に頼むものの線引き
数点・自分で運べる大きさのものは、相模原市の粗大ごみの申込で足ります。手数料を払うだけで済み、業者を探す手間もかかりません。
大型家具や、階段作業・複数人での搬出が必要なものを無理に運ぶと、けがや建物の破損につながります。無理をせず、現地を見てもらってから判断するほうが安全です。
| 状況 | 向いている方法 |
|---|---|
| 数点・自分で運べる大きさ | 相模原市の粗大ごみ(申込方法と手数料を確認) |
| 大型家具・階段作業がある | 無理に運ばず、許可業者に現地を見てもらう |
| 「無料回収」の車やチラシ | 勧められない。許可の確認が先 |
| 許可の確認が取れない業者 | 勧められない。不法投棄のリスクがある |
| まだ使えるもの | 買い取りが付く場合は、古物商の許可も確認する |
この表のとおり、量と状態によって向いている方法が変わります。迷ったときは、より安全で確認が取りやすい側を選んでください。
自治体の粗大ごみと業者の費用はどう違う?
相模原市の公表資料によると、相模原市の粗大ごみの戸別収集は品目別に400円から3,600円の手数料がかかります。支払いは、申込後にコンビニなどで粗大ごみ収集シールを購入する方式です。
家電リサイクル対象品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機)を戸別収集に出す場合は、1台3,200円の手数料がかかります。自分で持ち込む場合は、10kgごとに手数料がかかる仕組みになっています。
一方、業者に払う費用については、量・間取り・搬出経路・作業人数・階数によって幅が出ます。現地を見てもらわない限り、正確な金額は決まりません。
自治体の手数料は事前に分かる金額として、業者の費用は見積もりで確かめる金額として、分けて考えるとよいでしょう。見積もりを依頼するときは、何にいくらかかるのかを書面でもらう約束をしておくと安心です。
業者選びで確認することは?
許可業者に依頼すると決めたら、次に確認すべき項目があります。
1つ目は、相模原市緑区の一般廃棄物収集運搬業の許可番号で、2つ目は現地を見てからの見積もりかどうかです。電話だけで金額を決める業者は、当日に金額が変わりやすい傾向があります。
3つ目は、見積もりに運搬・階段作業・処分費のどこまでが含まれているか、4つ目は量が増えた、駐車場所が遠い、エレベーターが使えないといった条件で追加料金が発生するかどうかです。5つ目は、作業日時の指定ができるかという点になります。
買い取りが付く場合は、古物商の許可を別に持っているかも確認してください。運搬の許可と買い取りの許可は別物です。
賃貸と持ち家で空き地の扱いはどう変わる?
空き地の所有や管理の形によって、段取りの立て方が変わってきます。
退去が絡む場合は、退去日から逆算してください。自治体の収集が間に合うかを先に確かめ、間に合わなければ業者を選ぶ理由になります。鍵の返却日を過ぎると部屋や敷地に入れなくなる点にも注意が必要です。
持ち家や分譲地であれば、敷地内に置いておけるため日程の自由が利きます。ただし、隣接地や道路への配慮は、どちらの場合でも変わらず必要です。
「何日で終わります」と言い切ることはできません。自治体の収集日と申込の混み具合によって変わるため、相模原市緑区の粗大ごみ受付事務所や、業者への確認を先に済ませておきましょう。
空き地の片付けで起きやすい失敗は?
許可の確認を怠ると、どんなことが起こりうるのか、具体的にイメージしておきましょう。
無料をうたう業者に積み込ませると、作業後に高額な料金を請求されることがあります。口頭だけで量を伝えて依頼すると、当日になって金額が大きく上がることも起こります。
許可の確認をしないまま依頼すると、回収されたものが適正に処理されず、後から不法投棄の問い合わせを受けることもあるでしょう。さらに、家電4品目を引き取ってもらえると思っていたのに、当日になって断られるケースもあります。
どの失敗も、依頼前の確認で防げるものです。次のチェックリストを、依頼前に目を通す習慣にしてください。
依頼前に確認する6項目のチェックリスト
許可業者に依頼する前に、次の項目を確認しておきましょう。
□ 品目と数を書き出した
□ 相模原市緑区の一般廃棄物収集運搬業の許可番号を確認した
□ 現地を見てからの見積もりであることを確かめた
□ 見積もりに運搬・階段作業・処分費が含まれているかを確認した
□ 追加料金が発生する条件を聞いた
□ 作業前に書面で見積もりをもらう約束をした
すべてにチェックが付いてから、依頼を決めるようにしてください。
相模原市緑区の空き地の無料回収のまとめ
空き地の不用品を処分する際は、相手の業者が一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているかを、まず確かめてください。産業廃棄物の許可や古物商の許可だけでは、家庭の不用品は運べません。
相模原市緑区では、無料をうたうトラック型やチラシ型の回収を市が認めていません。無許可業者に頼むと、不法投棄の責任を依頼者側が問われることもあります。
量が少なければ、相模原市の粗大ごみの手数料を確かめて自分で出す方法が安心です。量が多い、または急ぎで片付けたい場合は、許可番号を確認したうえで業者に見積もりを依頼してください。
不用品回収業者選びのザ・ガードでは、相模原市緑区に対応する業者の許可の有無や作業範囲を比較できます。迷ったときは、見積もりを比べる材料として参考にしてください。
すでにトラブルになっている場合は、相模原市消費生活総合センターへの相談から始めることをおすすめします。
よくある質問
空き地に放置された不用品を、無料回収のトラックに出してもよいですか。
相模原市緑区では、トラック型の無料回収を市が認めていません。依頼する前に、一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者かどうかを確かめてください。
相模原市緑区で一般廃棄物の許可業者かどうかは、どこで確認できますか。
相模原市環境事業協同組合の業者一覧で、緑区内に所在する許可業者を確認できます。業者に直接、許可番号を尋ねる方法もあります。
量が多くて自分では運べません。どうすればよいですか。
大型家具や階段作業をともなう量は、無理に運ばず許可業者に現地を見てもらうことをおすすめします。見積もりの内訳を書面で確認してから依頼してください。
すでに無許可業者に依頼してしまい、不安があります。相談先はありますか。
相模原市消費生活総合センター(相模原市緑区橋本6-2-1とされています)に相談する方法があります。相模原市在住・在勤・在学の方が対象です。
家電4品目は無料回収に出せますか。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは家電リサイクル法の対象で、粗大ごみや無料回収には出せません。相模原市の戸別収集では1台3,200円の手数料がかかります。
