自治体に出すか業者に頼むか|川口市で不用品を処分する使い分け

引越しの荷造りを始めたら、思った以上に不用品が出てきた。そんな状況で、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

退去日が決まっている場合、悩んでいる時間はあまりありません。まずは自治体で出せるのか、業者に頼むべきなのかを見極める必要があります。

費用の考え方や、許可のない業者の見分け方も含めて、順番に整理していきます。

この記事のポイント

□ 急がないなら川口市の粗大ごみが安く済みます。シールは1枚310円です

□ テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは粗大ごみに出せません

□ 家庭のごみを有償で運べるのは、川口市の許可を受けた業者だけです

□ 「無料回収」の車やチラシは、あとから高額請求される型があります

□ 賃貸は鍵の返却日から逆算し、間に合わなければ業者を選びます

不用品の処分はまず何から始める?

結論から言うと、業者に電話する前に、自治体で出せるかを確かめてください。

川口市の粗大ごみは、業者に頼むより費用を抑えられることが多いです。ただし申込みから収集まで日数がかかります。

急ぐかどうかで、選び方が変わってきます。

次に、処分したい品目と数を書き出してください。量が分からないまま業者に電話すると、当日に金額が変わることがあります。

そしてもう一つ、重要な線引きがあります。テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの家電4品目は、粗大ごみに出せません。

家電リサイクル法の対象品目にあたるため、別の手続きが必要になります。パソコンや小型家電も、また別の回収経路が用意されています。

退去日が決まっている方は、ここで一度、残りの日数を数えてください。自治体の収集が間に合わなければ、業者を選ぶ理由になります。

量と期限からどちらが向くかを分ける

不用品の処分先は、量と期限の組み合わせで決まってきます。

数点程度で、自分で運べる大きさなら、川口市の粗大ごみで足りることがほとんどです。時間に余裕があるなら、まずこちらを検討してください。

一方で、大型家具が複数あり、階段作業をともなう場合は事情が変わります。無理に自分で運ぶと、壁や床を傷つけてしまうことがあります。

賃貸であれば、その傷が退去時の修繕費につながることもあります。

令和2年国勢調査によると、川口市の一般世帯のうち単身世帯は38.7%を占めています。単身の引越しでも、大型家具が1点あるだけで搬出の負担は大きくなります。

量が多い、日数が無い、大型品がある。このいずれかに当てはまる場合は、業者への依頼も選択肢に入ってきます。

自分でやってよいこと・やってはいけないこと

状況 とるべき対応
数点・自分で運べる大きさ 川口市の粗大ごみで足ります。申込方法と手数料を確認してください
大型家具、階段作業がある 無理に運ぶと壁や床を傷つけます。賃貸なら修繕費になる場合があります
「無料回収」をうたう車やチラシ 依頼を控えてください。積み込んだ後に高額を請求される型があります
許可の確認が取れない業者 依頼を控えてください。不法投棄されると、出した側も問われることがあります
まだ使えるもの 買い取りが付く場合があります。買い取りには古物商の許可が別に必要です

この表のとおり、判断のポイントは「自分で安全に運べるか」と「相手に許可があるか」の2点です。

特に「無料」をうたう業者は、この記事からは勧めていません。理由はこのあとの節で詳しく説明します。

川口市の粗大ごみの申込方法と手数料は?

川口市の粗大ごみの申込方法と手数料

川口市の粗大ごみ受付専用ダイヤルは、048-251-1111です。

受付時間は9時00分から17時00分で、土曜・日曜・祝日・年末年始は受け付けていません。

インターネットからの申込みも可能で、こちらは24時間受け付けています。ただし品目に制限があり、一覧に見つからない品目は電話での申込みが必要です。

川口市の粗大ごみ処理手数料納付券は、1枚310円のシール1種類のみです。品物によって必要な枚数が変わります。

多くの品目は1枚(310円)で済みますが、品目によっては2枚(620円)、4枚(1,240円)、6枚(1,860円)が必要になる場合があります。

一度の申込みで依頼できる粗大ごみは、15点までという制限があります。まとまった量が出る引越しでは、この点数も意識しておくと安心です。

収集日当日は、朝8時30分までに指定場所へ出しておく必要があります。立ち会いは不要です。

自分で運べる場合は、持ち込みという方法もあります。持ち込み先は鳩ヶ谷衛生センターと戸塚環境センターの2か所です。朝日環境センターへは粗大ごみを持ち込めません。

持ち込みには事前予約が必要です。自己搬入予約専用ダイヤルは050-3146-8953で、受付は月曜から金曜の午前9時から午後5時までです。希望日の2週間前から前日までに予約してください。

令和5年4月1日から、持ち込み時の手数料は10キログラムにつき100円(税込)に改定されています。10kg未満の重さも10kgとして計算されます。支払いは現金のみです。

持ち込みは自家用車に限られます。徒歩・自転車・バイク・営業ナンバーの車では利用できません。本人確認書類も必要になるため、忘れずに持参してください。

家電4品目と小型家電はどう処分する?

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは、家電リサイクル法の対象品目です。川口市の粗大ごみとしては受け付けていません。

指定引取場所へ自分で持ち込む場合は、郵便局でリサイクル料金を支払い、家電リサイクル券を貼り付けて持ち込む流れになります。

買い替えの際は、購入する家電量販店に引き取りを依頼できる場合もありますので、購入前に確認しておくと二度手間になりません。

パソコンについては、川口市が国の認定事業者リネットジャパン株式会社と協定を結んでいます。インターネットから申し込むと、宅配業者が最短で翌日に自宅まで回収に来てくれます。

この宅配回収は、パソコン以外にも400品目以上の小型家電が対象です。デジタルカメラ、ゲーム機、キッチン家電なども含まれます。

回収料金は1箱1,650円(税込)ですが、パソコン本体を含む場合は1回につき1箱分が無料になります。箱のサイズは3辺合計140センチメートル、20キログラム以内です。

もう一つの方法として、月2回の小型家電の回収日を利用する方法もあります。透明の袋に入れて、資源物ステーションに出します。

一辺40センチメートル以下の小型家電は「金属類」として朝日環境センターへ、40センチメートルを超えるものは「粗大ごみ」として鳩ヶ谷衛生センターへ、という区分もあります。サイズによって扱いが変わる点は覚えておいてください。

使用済みの携帯電話は、資源物ステーションには出しません。販売店へ返却するか、本庁舎や各支所に設置された回収ボックスへ入れる形になります。

業者に頼む場合の費用はどう考える?

ここまでは、川口市が公表している金額をもとにお伝えしてきました。業者に依頼する場合の費用は、これとは事情が異なります。

業者の料金は、量・間取り・搬出経路・作業人数・階段の有無によって変わってきます。地域だけで決まる金額ではありません。

そのため、電話やチラシだけで金額を確定させることは難しいです。現地を見てもらったうえで、見積もりを受け取ることをおすすめします。

幅が出る主な理由は、次のとおりです。

まず量です。当初伝えていた量より当日多かった場合、金額が変わることがあります。次に搬出経路です。エレベーターが使えない、駐車場所が遠いといった条件も影響します。

作業人数や階数も同様です。2階以上からの搬出は、1階に比べて人手も時間もかかります。

川口市で有償の回収を行う業者は、市の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている必要があります。許可業者かどうかを確認する方法は、このあとの節で説明します。

費用を確かめる方法としては、現地を見てもらったうえで、書面での見積もりを受け取ることが基本になります。口頭だけの説明では、あとから金額が変わっても確認のしようがありません。

見積もりには、運搬費・階段作業費・処分費のどこまでが含まれているかを、事前に確認しておくと安心です。

業者選びで確認すべき6項目は?

不用品を有償で運ぶには、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。産業廃棄物の許可や古物商の許可だけでは、家庭ごみは運べません。

川口市の公表資料によると、一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧が、資源循環課の情報として市の公式サイトに掲載されています。家電を取り扱える業者の一覧も、別のページで確認できます。

依頼を検討する際は、次の6項目を確認してください。

□ 川口市の一般廃棄物収集運搬業の許可番号を確認した

□ 「産廃許可あり」という表示だけで判断していない

□ 現地を見たうえで見積もりを出してもらえるか確認した

□ 見積もりに運搬・階段作業・処分費が含まれるか確認した

□ 追加料金が発生する条件(量の増加・駐車場所・エレベーター)を聞いた

□ 買い取りを希望する場合、古物商の許可があるか確認した

不明な点があれば、資源循環課(電話048-228-5370)に問い合わせることもできます。許可業者一覧と照らし合わせれば、その場で確認できます。

作業日時を指定できるかどうかも、退去日が決まっている方には重要な確認事項です。予約状況によっては希望日に入れないこともあるため、早めの相談をおすすめします。

無許可の業者はどう見分ける?

川口市の公表資料によると、無許可の廃品回収業者とのトラブルに注意を呼びかけるページが設けられています。

一般廃棄物の収集は、市長の許可を受けた事業者しか行えません。安易に依頼すると、トラブルや不法投棄の原因になりやすいとされています。

市が把握している相談内容には、次のようなものがあります。

「無料と思って呼び止めたら、あとで有料と言われた」「車に積んだあとで、見積りの2倍以上を請求された」といった事例です。

一般に、無許可の業者には次のような特徴が見られるとされています。

□ 「無料回収」を大きくうたっている

□ 軽トラックなどで住宅街を大音量で回りながら集めている

□ 空き地や資材置き場のような場所で回収作業をしている

□ 会社の所在地や固定電話が分からない

□ 許可番号を尋ねても答えられない

川口市の公表資料によると、許可を受けた事業者は軽トラック等で街頭宣伝しながら回収することはないとされています。この点は見分ける際の目安になります。

なお、古紙・古繊維・アルミ缶などの古銅を含む鉄くず・空き瓶については、川口市の許可がなくても回収できるとされています。それ以外の家庭ごみは、許可業者への依頼が必要です。

無許可の業者に不用品を渡すと、不法投棄された場合に、出した側が問い合わせを受けることもあります。依頼先を選ぶ際は、この点も踏まえて判断してください。

業者に依頼して困った事例にはどのようなものがある?

「無料回収」をうたう業者へ依頼すると、次のような流れになりやすいです。

電話やチラシで無料と案内され、荷物を車に積み込んでもらいます。作業が終わったあとに、突然、料金を請求されるという型です。

いったん荷物を積んでしまうと、その場で断りにくく、要求された金額を払わざるを得なくなることがあります。

また、量を電話で伝えていたつもりが、当日になって「思っていたより多い」と指摘され、金額が大きく上がるという型もあります。

事前に品目と数を書き出し、可能であれば写真を見せておくと、当日の食い違いを防ぎやすくなります。

家電4品目を引き取ってもらえると思い込み、当日に断られるという型も起きやすいです。テレビや冷蔵庫は家電リサイクル法の対象のため、通常の回収とは別扱いになる業者もあります。

依頼する前に、対象品目を業者に確認しておくことをおすすめします。

賃貸・分譲・戸建てで段取りはどう変わる?

不用品の処分は、住まいの形態によって段取りが変わってきます。

住まいの形態 段取りの考え方
賃貸(退去あり) 退去日から逆算します。自治体の収集が間に合うか先に確かめます
賃貸(住み続ける) 共用部分に置いて待つことはできません。収集日の朝に出します
持ち家(戸建て) 敷地内に置いておけるため、日程の自由が利きます
分譲マンション 搬出経路や養生について、管理組合や管理会社への事前連絡が要ることがあります

特に賃貸で退去がある方は、鍵の返却日を過ぎると部屋に入れなくなる点に注意してください。

川口市の粗大ごみは、申込みから収集まで日数がかかります。退去日までに余裕が無い場合、収集が間に合わないことがあります。

その場合は、業者への依頼を選ぶ理由になります。「何日で終わるか」は自治体の収集日や申込みの混み具合によって変わるため、言い切ることはできません。まずは粗大ごみ受付専用ダイヤルで、収集予定日を確認してください。

分譲マンションにお住まいの方は、大型家具の搬出前に、管理組合や管理会社へ養生や搬出経路について連絡しておくと、当日のトラブルを避けやすくなります。

依頼前チェックリスト

業者に連絡する前に、次の項目を確認してください。

□ 品目と数を書き出した

□ 大型家具・家電の設置場所と搬出経路を確認した

□ 川口市の一般廃棄物収集運搬業の許可番号を確認した

□ 賃貸・分譲の場合、管理会社や管理組合へ連絡した

□ 家電4品目が含まれる場合、対応可否を業者に確認した

□ 作業前に書面で見積もりをもらう約束をした

□ 追加料金が発生する条件を事前に聞いた

このチェックリストを埋めてから連絡すると、当日の金額の食い違いを減らせます。

川口市の不用品回収のまとめ

急がないなら、川口市の粗大ごみを利用するのが基本です。手数料は1枚310円の納付券で、品目に応じた枚数を貼ります。

家電4品目は粗大ごみに出せません。パソコンや小型家電には、宅配回収という便利な選択肢もあります。

業者に依頼する場合は、川口市の一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているかを必ず確認してください。無許可の業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルにつながることがあります。

退去日が決まっている方は、まず自治体の収集日を確かめ、間に合わなければ業者を選ぶという順番で進めてください。

不用品回収業者選びのザ・ガードでは、川口市に対応する業者の許可の有無や作業範囲を比較できます。依頼先を検討する際の参考にしてください。

見積もりを比べるときは、不用品回収業者選びのザ・ガード掲載の情報も参考にしてください。現地を見てもらったうえで、書面での見積もりを受け取ることをおすすめします。

よくある質問

川口市で粗大ごみを出すにはどうすればよいですか。

粗大ごみ受付専用ダイヤル(048-251-1111)またはインターネットから申し込みます。手数料は1枚310円の納付券を、品目に応じた枚数貼って納めます。

川口市の粗大ごみは1回に何点まで出せますか。

一度の申込みで依頼できるのは15点までです。まとまった量が出る場合は、複数回に分けて申し込む必要があります。

テレビや冷蔵庫は川口市の粗大ごみに出せますか。

出せません。家電リサイクル法の対象品目のため、指定引取場所への持ち込みや、購入店への引き取り依頼など、別の手続きが必要です。

量が多くて自分で運べない場合はどうすればよいですか。

川口市の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者への依頼を検討してください。許可業者一覧は、市の資源循環課の情報として公表されています。現地を見てもらい、書面で見積もりを受け取ると安心です。

「無料回収」の車が回ってきたら頼んでよいですか。

依頼は控えてください。無料をうたう業者は、積み込んだあとに料金を請求する型が知られています。許可の有無が分からない業者に家庭ごみを渡すことは、避けたほうが安心です。