粗大ごみに出せないものがある|千代田区の区分と、代わりの方法
引越しや退去を控え、部屋の中を見渡すと、どこから手をつければよいか分からなくなることがありますね。大型の家具や使っていない家電、まとめた布団を前に、千代田区の粗大ごみで出せるのかどうか迷う方は少なくないはずです。
千代田区の粗大ごみには、出せるものと出せないものがあります。出し方を間違えると、申し込んでから初めて断られることにもなりかねません。退去日が決まっている方も、今日どう動けばよいかが分かるように整理しました。
この記事のポイントは?
この記事のポイント
□ 千代田区の粗大ごみは事前申込制・有料で、持ち込み受付は行っていません
□ 家電4品目とパソコンは粗大ごみの対象外で、別の窓口への申込が必要です
□ 小型家電は区内18か所の回収ボックスで無料で処分できます
□ 業者に頼む場合は、千代田区の許可を受けているかを先に確認します
□ 退去日がある場合は、自治体の収集が間に合うかを先に数えます
千代田区で粗大ごみに出せないものはある?
千代田区の公表資料によると、粗大ごみの収集は事前申込制で有料となっています。粗大ごみ受付センターへ申し込む必要があり、持ち込みによる受付は行っていません。
区内の施設へ自分で運んで安く済ませる、という選択肢は千代田区には用意されていません。申込をしてから収集日を待つ形になります。
品目と数を書き出さないまま電話をすると、当日になって金額が変わることがあります。先に処分したいものを一通りリストにしておきましょう。
家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)は、家電リサイクル法の対象品として、粗大ごみとは別の手続きが必要とされています。
パソコンと小型家電にも、それぞれ別の回収経路があります。退去日が決まっている方は、まず日数の見当をつけてから、次に進んでください。
粗大ごみに出せないもの区分
千代田区の粗大ごみ受付センターで扱わないものは、大きく3つに分かれます。家電4品目、パソコン、そして小型家電です。
この3つは、それぞれ出し方も窓口も異なります。まとめて考えると混乱しやすいため、1つずつ切り分けて確認しましょう。
家電4品目は家電リサイクル法の対象
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは、家電リサイクル法の対象品にあたるため、粗大ごみ受付センターとは別の手続きが必要とされています。
これらを処分するときは、家電リサイクル受付センターやメーカーの窓口に申し込みます。郵便局でリサイクル券を購入し、指定引取場所に持ち込む方法も案内されています。
費用については、千代田区の公表資料には金額の記載がありません。申込先が粗大ごみとは別になる、という点をまず押さえておきましょう。
パソコンは回収ボックスの対象外
パソコンも、千代田区の粗大ごみ受付センターでは扱っていません。千代田区の協定に基づき、リネットジャパンリサイクル株式会社が一定の条件のもとで無償回収を行っています。
注意したいのは、ノートパソコンです。小型家電の回収ボックスに入る大きさであっても、ノートパソコンは回収の対象になりません。
情報機器は、各自で情報を消去してから出す必要があります。処分する前に、データの消去を済ませておきましょう。
小型家電は区内18か所の回収ボックスへ
千代田区では、区内18か所に使用済み小型家電の回収ボックスが設置されているとされています。投入口のサイズ(30センチメートル×15センチメートル以下)に入るものが対象です。
包装紙や箱は取り除き、本体だけを投入します。電池は発火防止のため、あらかじめ取り外しておく必要があります。
携帯電話やボイスレコーダーのような情報機器は、投入する前に自分で情報を消去しておきましょう。千代田区役所や麹町出張所、神保町出張所など、区内の複数の施設に設置されています。
回収ボックスを使えば、小型家電は無料で処分できます。
千代田区の粗大ごみの申込方法と手数料は?
千代田区の公表資料によると、粗大ごみの申込方法は電話とインターネットの両方があります。電話は粗大ごみ受付センターへ、インターネットは専用の申込ページから手続きします。
受付時間には幅があり、電話は月曜から土曜(日曜・年末年始を除く)の午前8時から午後7時までとされています。インターネットは24時間申込める点が異なるとされています。
手数料は「千代田区有料粗大ごみ処理券」で支払う仕組みとされており、A券(200円)とB券(300円)を組み合わせて、品目ごとに定められた金額分を用意します。
一度の申込で出せる粗大ごみは、千代田区の案内によると10点までとされています。量が多い場合は、複数回に分けて申し込む必要が出てきます。
児童扶養手当や生活保護を受給している方などは、申請により手数料の減額・免除を受けられる制度があります。問い合わせ先は千代田清掃事務所です。
申込から収集までの流れ
電話でもインターネットでも、申し込んだその日に収集してもらえるわけではありません。千代田区の収集は、混雑状況によって収集までの日数が変わります。
標準的な日数は公表資料からは分かりません。そのため、退去日が決まっている方は、余裕を持って早めに申し込むことが大切です。
日数が読めない以上、収集が間に合わない見込みが立った時点で、業者を選ぶ判断に切り替える必要があります。
品目別の粗大ごみ手数料一覧
千代田区が公表している品目別の手数料をまとめました。処理券の組み合わせ方の参考にしてください。
| 品目 | 手数料 |
|---|---|
| いす(ソファー以外) | 300円 |
| ソファー(1人用) | 600円 |
| ソファー(2人以上用) | 1,600円 |
| 布団 | 300円 |
| マットレス | 300円 |
| セミダブルベッド | 1,200円 |
| 学習机 | 900円 |
| ミシン(卓上式) | 600円 |
| 車いす | 600円 |
| 健康器具(1m以上) | 900円 |
手数料は、大きさや処理の手間に応じて品目ごとに決められています。ソファーは1人用か2人以上用かで金額が変わるため、申込前にサイズを確認しておきましょう。
手数料が1,600円になる品目は、A券とB券を組み合わせて用意する形になるとされています。処理券はコンビニエンスストアなどで購入できます。
自分で出すか業者に頼むかの判断基準
数点程度で、自分で運べる大きさのものなら、千代田区の粗大ごみで十分に足ります。申込方法と手数料を確認し、収集日までに運び出せる状態にしておきましょう。
大型の家具があり、階段を使って運ぶ必要がある場合は注意が必要です。無理に運ぶと、壁や床を傷つけることがあります。
賃貸であれば、傷が修繕費として請求される可能性もあります。1人で運べない大きさのものは、早い段階で業者への依頼を検討しましょう。
「無料回収」をうたう車やチラシは、ここではおすすめしません。積み込んだ後に高額な料金を請求される型があるためです。
許可の確認が取れない業者も、同じ理由でおすすめしません。不法投棄されると、出した側が問われることもあります。
まだ使えるものについては、買い取りが付く場合があります。買い取りを受けるには、回収とは別に古物商の許可が必要になる点も押さえておきましょう。
自治体と業者の費用を比べること視点

千代田区の粗大ごみ手数料は、品目ごとにあらかじめ決まっています。いす300円、学習机900円のように、申込前から金額が分かる仕組みです。
一方、業者に依頼する場合の費用は、現地を見てもらわないと決まりません。量・階数・搬出経路・作業時間帯によって幅が出るためです。
エレベーターが使えない建物や、駐車場所が離れている場合は、作業の手間が増える分、金額が変わる要因になります。あらかじめ業者へ伝えておくと、当日の変動を抑えやすくなります。
業者に依頼する際は、金額を推測せずに、現地を見てもらったうえで書面の見積もりを受け取ることが大切です。口頭だけの見積もりでは、作業後に金額が変わることがあります。
業者へ依頼する前に確認する6項目
家庭から出る不用品を有償で運ぶには、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。産業廃棄物の許可や古物商の許可だけでは、家庭ごみを運ぶことはできません。
「産廃許可あり」という表示だけでは不十分です。千代田区の許可を受けているかどうかは、業者に許可番号を確認することで判断できます。
依頼の前に、次の6項目を確認しておきましょう。
□ 千代田区の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているか
□ 現地を見てから見積もりを出してもらえるか
□ 見積もりに運搬・階段作業・処分費が含まれているか
□ 量が増えた場合や駐車場所が遠い場合の追加料金の条件
□ 買い取りが付く場合、古物商の許可を持っているか
□ 作業日時の指定ができるか
これらを確認したうえで、金額と条件を書面で受け取ると、当日のトラブルを避けやすくなります。
無許可業者を見分ける特徴
一般に、無許可の業者には次のような特徴が見られるとされています。無料をうたいながら軒先で声をかける、大音量で音楽を流しながら車で回る、空き地で回収を行うといった方法です。
会社の所在地や固定電話が分からない業者も、注意が必要とされています。名刺やチラシに記載された連絡先が携帯電話だけ、というケースも見られます。
こうした特徴に当てはまる業者は、許可の有無をその場で確認することをおすすめします。答えがあいまいな場合は、依頼を見送る判断につながります。
無許可業者に頼むと起こりうること
「無料回収」をうたう業者に不用品を積み込ませると、作業後に高額な料金を請求されることがあります。無料という言葉だけを信じて依頼を進めると、断りにくい状況に置かれてしまいます。
無許可の業者に不用品を渡すと、回収されたものが適正に処理されないおそれがあります。不法投棄が見つかった場合、出した側が問い合わせを受けることもあります。
電話で伝えた量より実際の量が多いと、当日になって金額が大きく上がることもあるため、品目と数は事前に正確に伝えておきましょう。家電4品目は、業者によっては当日になって引き取りを断られることがあります。
依頼の前に、対応できる品目かどうかを確認しておきましょう。
賃貸・持ち家で変わる退去までの段取り
賃貸で退去がある場合は、退去日から逆算して動きます。千代田区の粗大ごみ収集が間に合うかを先に確かめ、間に合わなければ業者を選ぶ理由になります。
鍵の返却日を過ぎると、部屋に入れなくなります。収集日が返却日以降になりそうなときは、早めに計画を見直しましょう。
賃貸でそのまま住み続ける場合は、共用部分に物を置いて収集を待つことができません。収集日の朝に出す形になります。
持ち家の戸建てであれば、敷地内に置いておけるため、日程にある程度の自由が利きます。収集日まで余裕を持って準備できます。
分譲マンションの場合は、大型のものを運び出す際に養生や搬出経路について、管理組合や管理会社への事前連絡が必要になることがあります。早めに確認しておきましょう。
業者を呼ぶ前に確認するチェックリスト
実際に動き出す前に、次の項目を確認しておきましょう。
□ 品目と数を書き出した
□ 退去日から逆算して、自治体の収集が間に合うか確認した
□ 賃貸・分譲の場合、管理会社へ連絡した
□ 家電4品目・パソコンが含まれていないか確認した
□ 業者に依頼する場合、千代田区の許可の有無を確認した
□ 作業前に書面で見積もりをもらう約束をした
チェックリストを使って準備が整えば、当日のトラブルを減らすことにつながります。
千代田区の粗大ごみの出し方のまとめ
千代田区の粗大ごみは事前申込制・有料で、持ち込み受付は行っていません。家電4品目とパソコンは対象外で、それぞれ別の窓口へ申し込む必要があります。
小型家電は区内18か所の回収ボックスで無料で処分できるとされています。手数料は品目ごとに決まっており、A券・B券の組み合わせで支払います。
自分で運べる量であれば自治体の粗大ごみで足ります。大型家具や階段作業がある場合は、許可を受けた業者への依頼を検討しましょう。
退去日がある方は、まず収集が間に合うかを数えてください。間に合わない場合は、千代田区の許可の有無を確認したうえで業者を選びましょう。
業者を比べる際は、千代田区の許可を受けているかどうかを自分で確認することが欠かせません。不用品回収業者選びのザ・ガードでは、千代田区に対応する業者の許可の有無や作業範囲を比較でき、見積もりを比べる際の判断材料にもなります。
迷ったときは、まず品目と数を書き出し、収集までの日数を確かめることから始めましょう。
よくある質問
千代田区の粗大ごみはどこで申し込めますか。
千代田区の粗大ごみ受付センターへ、電話またはインターネットで申し込みます。持ち込みによる受付は行っていません。
粗大ごみの処理券はどこで買えますか。
千代田区有料粗大ごみ処理券は、コンビニエンスストアなどで購入できます。A券(200円)とB券(300円)を品目に応じて組み合わせるとされています。
テレビや冷蔵庫も粗大ごみで出せますか。
出せません。テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの家電4品目は、家電リサイクル法の対象で、粗大ごみ受付センターとは別の窓口に申し込む必要があります。
不用品の量が多いときはどうすればよいですか。
一度の申込で出せる粗大ごみは10点までとされています。量が多い場合は複数回に分けて申し込むか、業者への依頼も検討しましょう。許可を受けた業者かどうかを確認してから進めてください。
手数料を払うのが難しい場合はどうすればよいですか。
児童扶養手当や生活保護を受給している方などは、申請により手数料の減額・免除を受けられる制度があります。問い合わせ先は千代田清掃事務所です。
