高く売れる家具の特徴とは?家具買取で損しないブランド・種類・売却先を徹底解説!

「この家具、いくらで売れるんだろう?」引越しや実家の片付け、模様替えで家具を手放すとき、誰もが考えることです。

粗大ゴミとして処分すれば数千円の費用がかかりますが、もし売れるなら少しでもお金に変えたいですね。

結論からお伝えすると、高く売れる家具には明確な条件があります。ブランド、状態、そして中古市場での需要の3つを押さえれば、思った以上の金額で買い取ってもらえる可能性があります。

この記事では、リサイクルショップでバイヤーとして家具の査定を行い、現在は不用品回収業で独立した筆者が、高く売れる家具の特徴、人気ブランド一覧、売却方法の比較まで徹底解説します。「ニトリやIKEAの家具は売れるの?」という疑問にも正直にお答えしますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事のポイントは?

高く売れる家具には3つの条件

高く売れる家具には3つの条件?

家具の買取価格は、いくつかの要素で決まります。「高かったから高く売れる」とは限りませんし、「古いから売れない」とも限りません。買取業者が査定時にチェックしているポイントを理解すれば、自分の家具が売れるかどうか判断できるようになります。

私がバイヤー時代に何千点もの家具を査定してきた経験から言えるのは、高く売れる家具には共通する3つの条件があるということです。

ルンバ、ドラム洗濯機など家電の買取についてはこちらの記事で解説しています。

ブランド・メーカーの知名度と中古市場での人気

家具の買取価格に最も影響するのがブランドです。以下のような、国内および海外の高級ブランドは中古市場でも根強い人気があります。

  • カリモク
  • マルニ木工
  • カッシーナ
  • ハーマンミラー

重要なのは知名度だけでなくリセールバリュー(再販価値)があるブランドかどうかです。買取業者は「この家具を店頭に並べたとき、いくらで売れるか」を計算しています。

中古でも買いたいという人が多いブランドほど高値がつきやすいのです。

一方で、購入時に高額だったとしても、中古市場で需要がなければ買取価格は期待できません。たとえば、特殊なデザインや個性的すぎるカラーの家具は、元値が高くても敬遠されがちです。

家具の状態と使用年数

当然ながら、家具の状態は買取価格に直結します。傷、汚れ、日焼け、ヘタリ、ニオイが目立つほど、査定額は下がります。

製造年数でいえば、7〜10年が一つの目安です。それ以上経過すると、ブランド家具であっても大幅に査定額が下がる傾向にあります。

ただし、ヴィンテージ家具や民芸家具など、古さがむしろ価値になるジャンルもあります。

日頃からメンテナンスされていた家具は、同じ年数でも評価が変わります。革製ソファのひび割れ予防、木製家具の乾燥対策など手入れの痕跡が見えると「大切に使われていた」と判断されプラス評価になることも少なくありません。

その家具を欲しがる人がいるかどうか

どんなに状態が良くても、欲しい人がいなければ売れません。買取業者は「この家具は店に置いて売れるか」を常に考えています。

中古市場で特に需要が高いのは以下アイテムです。

  • ソファ
  • ダイニングテーブル
  • デスクチェア

これらは引越しや新生活のタイミングで中古を探す人が多く、回転率が良いため買取業者も積極的に引き取ります。

また、季節性のある家具は売り時を逃すと価格が下がります。こたつは秋〜冬、アウトドア家具は春〜夏が高値になりやすいタイミングです。

デザイナーズ家具やヴィンテージ家具は、コレクター需要があります。イームズやウェグナーの作品は、状態次第で購入価格を上回ることもあります。

高く売れる国内家具ブランドは?

高く売れる国内家具ブランドは?

「うちにある家具はブランドものかもしれない」と思ったら、まずはメーカー名を確認してみてください。家具の裏側や引き出しの内側にブランドタグやシールが貼られていることが多いです。

以下では、中古市場で特に評価が高い国内家具ブランドをご紹介します。日本の家具メーカーには、世界に誇る技術力を持つブランドが数多くあります。

カリモク家具

カリモク家具は国産家具メーカーの中で圧倒的な知名度と人気を誇ります。木のぬくもりを大切にした丁寧な作りが特徴で、「カリモク60」シリーズや高級ライン「domani」は中古市場でも高値安定です。

買取相場は、ソファで3万〜10万円、ダイニングセットで5万〜15万円程度になることもあります。

飛騨産業

飛騨産業は1920年創業の老舗です。独自の曲木技術を用いた椅子やテーブルは、100年以上使い続けられる耐久性が評価されています。

特に「CRESCENT」シリーズのチェアは人気が高く、中古でも1万〜3万円の値がつくことがあります。

天童木工

天童木工は成形合板の技術で知られる山形のメーカーです。柳宗理や剣持勇といった著名デザイナーとのコラボ作品は、ヴィンテージ市場でプレミアム価格がつくこともあります。

岩谷堂箪笥

「うちにあるのは古い和家具だから…」と諦めるのは早いかもしれません。意外と高値がつく「民芸家具」「アンティーク家具」です。

岩谷堂箪笥は岩手県の伝統工芸品工房で、起源は平安時代にまで遡ります。重厚な金具と漆塗りの美しさから、古くても数万円〜数十万円の値がつくことがあります。

松本民芸家具

松本民芸家具も、水目桜を使った和洋折衷のデザインが評価され、中古市場で根強い人気があります。

昭和レトロ家具も人気

昭和レトロ家具がリバイバルブームで注目されています。茶箪笥、食器棚、ちゃぶ台といった古い和家具は、カフェやヴィンテージショップからの需要があり、状態次第で思わぬ高値がつくこともあります。

古い家具をお持ちの方は、「古家具 落札相場」などで検索してみると、意外な価値に気づけるかもしれません。

高く売れる海外家具ブランドは?

高く売れる海外家具ブランドは?

海外の高級家具ブランドは、元値が高い分、中古でも高額買取が期待できます。

カッシーナ(Cassina)

カッシーナ(Cassina)はイタリアを代表する高級家具ブランドです。ル・コルビュジェの「LCシリーズ」など、デザイン史に残る名作を製造しています。

中古でもソファやチェアで10万〜50万円以上の値がつくことも珍しくありません。

アルフレックス(arflex)

アルフレックス(arflex)イタリアンモダンの代名詞的存在です。日本にも正規代理店があり、国内での認知度が高いため、中古市場でも安定した需要があります。

B&B Italia

B&B Italiaはコンテンポラリーデザインに強みを持つブランドです。「TUFTY-TIME」ソファなどは、中古でも20万円以上で取引されることがあります。

ハーマンミラー(HermanMiller)

ハーマンミラー(HermanMiller)のアーロンチェアは、中古オフィスチェア市場で圧倒的な人気を誇ります。状態が良ければ5万〜15万円、限定モデルはそれ以上の値がつくこともあります。

在宅ワークの普及で需要がさらに高まっています。

北欧ブランドも人気

北欧ブランドでは、フリッツ・ハンセンカール・ハンセン&サンアイラーセンなどが高評価です。特にハンス・J・ウェグナーがデザインしたYチェアやベアチェア(カール・ハンセン&サン)は、ヴィンテージ市場で数十万円で取引されることもあります。

高く売れる家具の種類は?

どんな種類の家具が高く売れる?

ブランドだけでなく、家具の種類によっても買取のしやすさは変わります。買取業者が積極的に引き取りたいアイテムと敬遠しがちなアイテムがあるのです。

ソファ:本革・デザイナーズは高評価、合皮・布製は注意

ソファは中古家具の中でも需要が高いアイテムです。ただし、素材によって評価が大きく分かれます。本革ソファは、経年変化を楽しめる素材として人気が高く、カッシーナやアルフレックス、ポルトローナ・フラウなどの製品は高額買取が期待できます。

一方、合皮(PUレザー・PVCレザー)ソファは、経年でひび割れや剥がれが生じやすく、評価が下がりがちです。

布製(ファブリック)ソファも、シミやニオイが敬遠される要因になります。

ただし、布製でもリーンロゼの「TOGO」のような人気シリーズは例外で、中古でも10万円以上で取引されることがあります。

テーブル・ダイニングセットは無垢材・天然木ならば需要大

ダイニングテーブルは、家族構成や引越しに伴って買い替え需要が高いアイテムです。無垢材(一枚板、天然木)のテーブルは、高い耐久性と美しい木目から中古市場でも人気があります。

特にウォールナット、オーク、チェリーといった銘木を使ったテーブルは高評価です。

ダイニングセット(テーブル+チェア)は、セットで揃っていると買取価格がアップする傾向があります。椅子だけ、テーブルだけで売るよりも、セットのほうが業者にとって売りやすいためです。

チェア・デスクチェア:ハーマンミラー・オカムラは鉄板

椅子の中でも、特に高く売れるのがオフィスチェア・デスクチェアです。ハーマンミラーのアーロンチェアは、買取相場5万〜15万円と安定した人気です。

エンボディチェア、セイルチェアなども需要があります。

国産メーカーでは、オカムラのコンテッサ、バロンイトーキのサリダなども中古市場で一定の需要があります。

在宅ワークの普及で、「中古でも良いから高機能なチェアが欲しい」という人が増えているため、売り時としては悪くない時期といえます。

収納家具・キャビネット:USMハラー・カリモクは高値安定

収納家具は、サイズが大きいため買取が難しいケースも多いですが、ブランドものは例外です。USMハラーのモジュール収納システムは、オフィスやショップでの需要が高く、中古でもパーツ単位で高値がつきます。

カリモクの書棚やキャビネットも、状態が良ければ数万円で買い取られることがあります。

ただし、ノーブランドの大型収納家具(本棚、食器棚など)は、運搬コストと保管スペースの問題から買取を断られることが多いのが実情です。

ニトリ・IKEAの家具は売れる?売れない?

ニトリ・IKEAの家具は売れる?売れない?

リサイクルショップで「IKEAの家具です」「ニトリの家具です」と伝えた瞬間、表情が曇る店員さんを見たことがある方もいるかもしれません。その理由は主に2つあります。

ただし、例外的に売れるケースはあるのか、業者側の本音をお伝えします。

新品価格が安いため、利益が出ない

IKEAのダイニングテーブルは新品で1万円を切るものもあります。中古として売る場合、どんなに状態が良くても新品価格に近づけば売れませんし、安すぎれば店の利益になりません。

ニトリの家具はIKEAほど敬遠されませんが、買取価格は低い傾向にあります。理由はシンプルで、新品価格が安いからです。

中古として数百円〜数千円で売っても、買取価格は雀の涙ほどになります。「扱うだけ損」という判断になりがちです。

また、ニトリの家具は全国どこでも手に入るため、「中古でわざわざ買う理由がない」というのも一因です。

組み立て式のため、解体・再組立で品質が劣化(IKEA)

IKEA家具の多くはノックダウン方式(完全分解型)で、組み立て・解体を繰り返すとネジ穴が緩み、強度が落ちます。買取業者は「引き取る→解体→店舗で再組立→売れたら再解体→配送先で組立」と何度も手間がかかり、家具が痛むリスクを負います。

解体しないと運べない、運搬中に壊れる可能性がある、という理由で、引越し業者にも敬遠されがちです。

ニトリ家具は例外的に売れるケースも

ただし、ニトリ家具は例外的に売れるケースもあります。

  • 購入から2〜3年以内で、傷や汚れがほとんどない
  • 人気シリーズ(Nシリーズの一部など)
  • 小型家具(デスク、チェア、シェルフなど運びやすいもの)

「持ち込んでみたら意外と値段がついた」という声もあるので、状態が良ければ一度査定に出してみる価値はあります。

家具の買取価格を上げるためにやるべき5つの準備

家具の買取価格を上げるためにやるべき5つの準備

同じ家具でも、ちょっとした準備で買取価格が変わることがあります。査定前にできることを確認しておきましょう。

ホコリ・汚れを落として見た目をキレイに

査定士も人間ですので第一印象は重要です。目につくホコリや汚れを落とし、できる範囲で清掃しておきましょう。

ただし、無理にゴシゴシこすって傷をつけてしまっては本末転倒になります。やさしく拭き取る程度で十分です。

付属品・説明書・保証書をそろえる

購入時についていた説明書、保証書、予備のネジ、専用工具などがあれば一緒に出しましょう。「正規品である」という証明になり、査定額アップにつながります。

複数の業者に査定を依頼して比較する

1社だけで決めてしまうと、相場より安く売ってしまう可能性があります。LINEやWebで事前査定ができる業者も増えているので、最低3社程度は比較することをおすすめします。

シーズンを意識して売り時を見極める

こたつは秋〜冬、ガーデンファニチャーは春〜夏が高く売れます。需要が高まるシーズンの少し前が売り時です。

ブランド名・型番を調べておく

家具の裏側や引き出しの内側にあるタグ・シールを確認し、ブランド名や型番をメモしておきましょう。査定時にスムーズに伝えられますし、事前にネットで相場を調べることもできます。

買取してもらえなかった家具の賢い処分方法は?

買取してもらえなかった家具の賢い処分方法は?

査定の結果、値段がつかなかった場合や、そもそも買取対象外だった場合の処分方法をご紹介します。

粗大ゴミとして自治体に回収してもらう

最も一般的な方法です。自治体のサイトから粗大ゴミ回収を申し込み、処理券(シール)をコンビニや郵便局で購入して家具に貼り、指定日に出します。

費用は家具1点あたり数百円〜数千円程度。自分で運び出す必要があります。

不用品回収業者に依頼する(まとめて処分したいとき)

複数の家具や不用品をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者への依頼が便利です。運び出しから処分まで一括で任せられます。

ただし、業者によって料金に差があるため、複数社から見積もりを取ることが大切です。「不用品回収業者選びのザ・ガード」のようなポータルサイトを使えば、お住まいの地域で対応できる業者を比較検討できます。

ジモティーで無料譲渡する

「お金にならなくてもいいから、使ってくれる人に譲りたい」という場合はジモティーがおすすめです。地域の人に直接引き取りに来てもらえるので、配送の手間がかかりません。

ニトリ・IKEAの買取サービスを活用する

ニトリは、家具を購入した際に同等の家具を4,400円で引き取るサービスを行っています。

IKEAも自社製品に限り買取サービスを実施しています。

査定額はリターンカード(IKEAで使えるプリペイドカード)での支払いになりますが、処分費用をかけずに手放せるのはメリットです。

ただし、製造終了品は対象外など条件があります。また、IKEAの出張引取りによる買取は2025年​11月をもって終了しました。

新しい家具の購入予定があれば、活用を検討してみてください。

まとめ

高く売れる家具には、ブランド・状態・市場需要という3つの条件があります。

カリモクや飛騨産業などの国産ブランド、カッシーナやハーマンミラーなどの海外ブランドは中古市場でも高い需要があります。一方、ニトリやIKEAの家具は買取が難しいケースが多いですが、状態次第では値段がつくこともあります。

家具を売る際は複数の業者に査定を依頼し、相場を把握することが大切です。事前に清掃をして付属品をそろえておけば、査定額アップも期待できます。

買取が難しい家具は、粗大ゴミとしての処分や不用品回収業者への依頼も選択肢に入れましょう。信頼できる業者を探すなら、「不用品回収業者選びのザ・ガード」で複数の業者を比較検討できます。

まずはお手元の家具のブランドと状態を確認して、最適な売却方法を見つけてください。

よくある質問

どんな家具が高く売れますか?

カリモク、飛騨産業、カッシーナ、ハーマンミラーなど、ブランド力があり中古市場で需要が高い家具です。素材は本革や無垢材が高評価。製造から7年以内で状態が良ければ、さらに高値が期待できます。

製造から何年以内の家具なら売れますか?

一般的には7〜10年が目安です。ただし、ヴィンテージ家具や民芸家具は古いほど価値が上がるケースもあります。ブランド家具であれば、10年以上経過していても買取対象になることがあります。

ニトリやIKEAの家具でも買取してもらえますか?

買取が難しいケースが多いですが、状態が良く購入から間もない場合は値段がつくこともあります。一度査定に出してみるか、IKEAの公式買取サービスやジモティーでの譲渡を検討してみてください。

出張買取で悪質な業者に当たらないか不安です。

大手の買取サービスを選ぶ、クーリングオフ制度の説明があるか確認する、口コミをチェックする、といった対策が有効です。「不用品回収業者選びのザ・ガード」のようなポータルサイトでは、登録業者の評価を確認できるので業者選びの参考になります。

家具を売るか処分するか迷っています。どう判断すればいい?

まずはブランド名を確認し、ネットで買取相場を調べてみましょう。数千円以上の価値がありそうなら査定依頼を。値段がつかなそうなら、処分費用と手間を考えて粗大ゴミか不用品回収業者を選ぶのが現実的です。